虫たちも動き出す【啓蟄】
二十四節気「啓蟄(けいちつ)」は、寒さが緩み、土の中から虫たちが動き出す季節のこと。
「啓」はひらく、「蟄」は土の中で冬ごもりをしている虫、という意味で、俳句では春の季語としても使われます。

2022年の啓蟄は3月5日(土)です。
「啓蟄」の言葉が持つ意味のとおり、この時期になると太陽が当たって土の中も暖かくなり、虫たちが春を感じて動き出しはじめるのです。
土の中で越冬していたさなぎや、冬の間は土の中でじっとしていたアリたちも地上に出てきます。
また地域によっては、啓蟄の行事として、冬の期間に害虫から守るために樹木の幹に巻かれていた菰(こも=わらで編んだ敷物)を外す「菰はずし」が行われます。
桃の節句時期でもあり、桃の花などが店頭に並びますね。
桃の蕾がやわらかくほころび、開花時期になります。
桃や菜の花が咲き、山菜がおいしい時期なので、寒さに家に閉じこもることが多かった方も、
虫のように外に出て暖かい春の日差しを感じながらお散歩してみてはいかがでしょうか。
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