若葉萌える新緑の季節【穀雨】
青空がスッキリ美しい季節ですね。
「穀雨(こくう)」とは、二十四節気の6番目の節気で、春の最後の節気です。
季節はすでに晩春となり、しだいに夏へと移り変わっていきます。
木々の緑も雨上がりは一層色鮮やかですよね。
天からの自然の恵みの雨がしっとりと降り注ぎ、
地上のたくさんの穀物には水分と栄養をたっぷりため込まれます。
春の柔らかな雨に大地は潤い、新芽や若葉はぐんぐん育っていきます。
また、茶農家では茶摘みがはじまり、
米農家では苗代を仕込むなど、
農業にとって、とても大切な季節でもあります。
「清明になると雪が降らなくなり、
穀雨になると霜が降りることもなくなる」
という言葉もあり、
変わりやすい春の天気もこの頃から安定し、
次第に日差しも強まりはじめます。
5月5日頃から二十四節気は「立夏」となり、
暦の上では早くも夏の始まりです。